算出方法

算出対象の試合

計算に用いた試合は以下の通りです。各チームJリーグに加盟した年度から計算を行ってます。

国内試合

国際試合

初期値

Jリーグ加盟時の初期値は以下の通りです。

加盟時期Rating
Jリーグ設立時(1992年)1500
Jリーグ設立時J1(1992年)1400
Jリーグ設立時J2(1992年)1300
JFL参入(1993〜1998年)1300
JFL参入(1999〜2013年)1200
JFL以上参入(2014年〜)1050

Jクラブ以外のチーム

Jリーグに所属していないチームと対戦する場合の相手チームのRatingは以下のように定めています。

国内

所属グループRating
U-22選抜(J3:2014〜2015)・JクラブU-23(J3:2016〜2020)1150
大学トップクラス1000
地域リーグ以下に所属する社会人チーム950
高校トップクラス800

国外

各国のリーグのレベルと代表チームのレベルは比例していないので独自に定めました。

欧州最高峰を2000と仮定し、過去の国際試合での実績、ACLでの出場枠等を勘案して下記の通りに定めました。

AFCのシステム等を踏まえて随時変更する可能性があります。

所属地域Rating
アジア上位東(韓国、中国、オーストラリア、タイ)1600
アジア上位西(サウジアラビア、イラン、UAE、ウズベキスタン、カタール)1600
アジア下位(上記以外のアジア)1350
欧州2000
南米1900
アフリカ1600
北中米カリブ1600
オセアニア1350

計算式

基本的な考え方は「World Football Elo Ratings」に合わせています。試合後のRatingは以下の式によって算出されます。

Rafter=Rbefore + K × KR × (W − We)

Rafter,Rbefore
Rbeforeは試合前のRating、Rafterは試合後のRatingを表します。
K
1試合ごとの基本となる増減値です。今回の算出では、国内試合が20、国際試合が30と設定しています。「World Football Elo Ratings」と比較すると小さめですが、数値が大きいと上下動が激しすぎ、小さいと今の勢いが反映されにくくなるため、ここらへんは難しいところです。
※何度も調整しなおしています。
KR
点差による掛け率を表します。1点差以内なら1、2点差1.5、3点差1.75、4点差1.875、以下N点差2+(N-5)/16となります。
※余所では4点差以上1.75+(N-3)/8ですが、「5点も6点も10点も「大差」ってこと以外に大きな違いはねぇよ」って解釈で増分を小さくしています。
W
試合結果を数値に換算します。90分以内勝ちor延長勝ちが1、90分以内負けor延長負けが0、引き分けorPK戦が0.5となります。
We
Ratingの差による調整値とも言える数値で以下の式で表します。
We=1 / (10(-dr/200) + 1)
※200を400にすれば「Ratingが自チームよりdrポイント低いチームと対戦したときの理論上の勝率」ですが、400で計算すると理論値よりも実際の勝率が小さくなったため、調整値として200で計算しています。
dr
「自チームのRating−相手チームのRating」ただし、ホームチームのRatingに40を加算した上で計算します。
※1990〜2012年の国内試合のホームチームの勝率が約55.5%、これはポイント差約40に相当する。